【米大リーグ】エンゼルス2-8アストロズ(8月14日・日本時間15日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルス大谷翔平投手が、本拠地でのアストロズ戦に「1番・DH」で出場。1回の第1打席に3試合ぶりとなる39号ソロを弾丸ライナーでライトスタンドに運び、本塁打王争いで2位につけるゲレロJr.(ブルージェイズ)に4本差をつけた。また打点王争いでも88打点のゲレロJr.を抜いて89打点でトップに立ったディバース(レッドソックス)に3差と迫った。大谷“らしさ”の戻った鋭い一撃にスタジアムは歓声に包まれたが、一部のファンの注目を集める別のシーンもあった。
それはエンゼルス2-3と1点を追う場面で迎えた3回の第2打席。この回の先頭打者として打席に立った大谷は、第1打席で本塁打を打っているガルシアとの2度目の対決を迎える。フルカウントからの6球目、甘く入った93マイル(約149キロ)の速球を振り抜いた打球は、ガルシアの頭部に向かって一直線。
あまりの打球速度に現地実況も「OH!」と驚きと心配の声を上げたが、ガルシアはグラブで頭部を守るように身をかがめて直撃を回避。打球がセンター前に抜けると何事も無かったかのように立ち上がり、ガルシアを気遣った塁上の大谷に向かって「大丈夫だ」とばかりに頷きながら親指を立てて応えた。
ガルシアの様子を見て安堵した大谷は、一塁ベースコーチに向かってヘルメットを指さしながら「危なかった」とでも言うような表情を浮かべていた。
あわやの場面に試合を中継したABEMAの視聴者からは「凶悪ヒット」「恐怖でしかない」「打球速度えぐい」など驚きと心配の声が、一方では、サムズアップで笑顔で応えたガルシアに対して「よく避けた」「安心した」「ナイスガイ」などの反響が寄せられていた。なおこの日の大谷は5打数2安打1打点、1得点、1盗塁。右本塁打、中安打、空振り三振、中フライ、左ライナーだった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)