【米大リーグ】ヤンキース2-1エンゼルス(8月16日・日本時間17日 ニューヨーク/ヤンキー・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」でヤンキース戦に先発出場。4打数ノーヒットで連続試合安打は「6」でストップし、両リーグ最速での40号は翌日以降に持ち越された。見逃し三振に倒れた8回の第4打席には、ジャッジへのアピールを堪えて無念そうな表情で引き上げる一幕もあり、ファンからは「あれは打てん」「ピッチャーを褒めるべき」といった声が上がった。
1番として起用されることで一時期の不調を抜け出し、6試合連続安打に加えて直近の2試合ではマルチヒットを記録していた大谷。敵地ヤンキー・スタジアムでは今季2試合で3本塁打と相性の良さを見せており、球団の左打者としての新記録である40号到達に大きな期待がかかった。
しかし大谷は圧巻の奪三振率を誇るヤンキースのエース右腕・コールを相手に3打数ノーヒット。第3打席にはもう少しでホームランかという大飛球もあったものの、打球に角度がつきすぎて惜しくもフェンス直前で失速するライトフライとなった。8回の第4打席は、大谷対策としてマウンドに送られた対左打者のスペシャリスト・ロドリゲスとの対戦。ややサイドスロー気味の左スリークォーターから繰り出されるボールに手を焼き、バットにボールを当てることができないままカウント2-2と追い込まれた。
勝負の5球目、外角いっぱいに決まった94マイル(約151.2キロ)の速球に手が出ず見逃しの三振。球審がストライクをコールすると、大谷は「ボールだよ」とアピールしようと思わず手を振りかけたものの、「うーん」と悩ましげな表情で思いとどまり、苦笑を浮かべながら無念そうにベンチへと引き上げた。
しっかりとストライクゾーンを横切る会心のクロスファイアーだっただけに、ファンからは「あれは打てん」「ピッチャーを褒めるべき」「きっつい角度」「今のは相手が上」「文句なしのストライク」「凄い球だ」「これは仕方ない」とロドリゲスを称える声が続出。4打数ノーヒットで連続試合安打が途絶えてしまった大谷だが、調子の問題というよりもヤンキース投手陣の好投の結果であり、しっかりとマインドを切り替えて次のゲームに臨んでほしいところだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)