【米大リーグ】タイガース-エンゼルス(8月19日・日本時間20日 デトロイト/コメリカ・パーク)
エンゼルス大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場し、3打数2安打1打点2四球と3試合連続安打をマーク。期待された41号こそ出なかったが、1番打者としては4度出塁するなど、状態の良さを見せた。試合がワンサイドになりかけたこともあり、エンゼルスの選手をメインに映す現地の中継は、今やチームのスター選手である大谷の一挙手一投足を追いかけることに。中でも出塁時に相手選手と談笑するシーンが長く映り、ここでは大谷の語学力が示されることになった。
大谷は2018年のシーズンからエンゼルスでプレー。通訳に日本ハム時代から知る水原一平氏がいるものの、年々語学力はアップし、ベンチ内での雑談などを見ても日常会話程度であれば、問題なくこなせていることがわかる。
現地メディアでもMVPの最有力候補と言われる選手になっただけに、グラウンドにいる大谷はどこでも注目の的。塁に出れば、行く先々で相手選手から声をかけられるのが名物にもなっている。
この日、特に話し相手になっていたのが、タイガースで一塁を守っていたスクープ。通算500本塁打を目前としているカブレラがいた際には、大谷にいたずらすることでも有名だが、オランダ出身のスクープも通算159本塁打を放っている強打者の一人。投打二刀流で、両リーグトップの40本を放っている大谷に興味津々といった様子だった。
大谷が第2打席にライト前ヒットで出塁したところで雑談タイムがスタート。スクープに話しかけられると、聞き返すようなこともなくスムーズな会話を楽しんでいた。さらに第3打席、四球を選んで出塁した際には、タイガースの投手コーチが間を取るためにマウンドに向かったことで、雑談タイムがさらに長くなることに。スクープが何かジョークを言ったのか、それに大ウケし、さらに一塁ベースコーチまで巻き込む、和やかな時間が続いていた。
投手として、打者として監督、コーチ、チームメイトとのコミュニケーションがパフォーマンスに与える影響も大きいだけに、日本語と英語の二刀流に磨きがかかったことが、今季の活躍につながっている可能性も考えられそうなもの。ファンからも「めっちゃ喋ってる」「楽しそうだなー」「英語がうまい」「今日の一塁さんもお喋り好きだねー」と、この雑談タイムを歓迎している様子だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)