【米大リーグ】インディアンス－エンゼルス（8月20日・日本時間21日 クリーブランド／プログレッシブ・フィールド）
エンゼルス大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場し、3回1死二塁からの第2打席で、「大谷シフト」による狭い一、二塁間を抜くライト前ヒットを放った。これで大谷は4試合連続安打と好調を持続。ただファンからは、打点王に迫っているだけに、二塁走者が生還できなかったことに「無理かー」「帰ってこいよー」と嘆き節が続くことにもなった。
大谷は投手としてチームトップの8勝、打者としては両リーグトップの40本塁打を放ち、打点でもトップに1打点差、4位の88打点をマークしている。投打二刀流ながら、打撃二冠を獲得するのではというのが、MVP獲得とともにメディアやファンの間でも大きな話題になっている。
1死一塁の場面で登場した大谷だが、相手投手の暴投もあり、走者のカート・スズキが二進。これで敬遠気味の四球になるのではというファンの心配もあったが、5点のリードがあったこともあってか、ここはバッテリーも真っ向勝負。これに対して大谷は、外角低めの難しいボールにやや体勢を崩されながらもうまくバットコントロールし、鋭い打球で一、二塁間を破った。
これでついに打撃二冠に立つかと思われたところだが、捕手でもあるスズキは懸命に走ったものの三塁でストップ。これには「カート回らんかい」「頑張れよーｗ打点がつかん」「ホーム無理かー」と、残念がる声が殺到。ただ、もともと足の速い選手ではないだけに、突入すれば憤死の可能性も高く、大谷にとっては惜しいヒットということになっていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
