「助けられなくてごめん…」 コロナ感染後に合併症発症、受け入れ拒否で翌日入院も…死亡 自宅療養の現実

　「患者さん、救急搬送したいんですけど。8月12日、コロナ陽性できょうはDKA（急性）合併症で血圧が下がっているという状況です」
　これは今月20日、在宅医療を専門とするひなた在宅クリニック山王が、都のフォローアップセンターから依頼を受けて訪問した自宅療養中の患者の様子。患者は、父親と2人で住む55歳の男性。糖尿病の基礎疾患があり、インスリンの注射を打つ必要があった。