藤井聡太王位・棋聖（19）に、まさかの弱点が発覚か。10月にはプロデビュー丸5年を迎える中、通算勝率8割を維持する天才棋士が、焼肉について「焼くのが大変だという印象があって…。気づいたら焦げてることがよくある」というエピソードを披露した。対局中には、きれいな所作から鋭い手を量産しているが、焼肉が難敵という事実が、思わぬところで世に知らされた。
藤井王位・棋聖が、焼肉について語ったのは、プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の動画収録でのこと。チーム藤井のチームメイト、伊藤匠四段（18）、高見泰地七段（28）と、本戦トーナメントに向けて結束力を高める企画を収録していた。伊藤四段、高見七段がディベート対決し、それを藤井王位・棋聖がMCとして進行するという、将棋ファン大喜びの内容になったが、このテーマの一つにあがったのが「打ち上げの場所」だった。伊藤四段が寿司、高見七段が焼肉とし、両者がポイントをアピール。高見七段が「焼肉にお連れしたいと思っています。若いお二人、まだ10代なので、肉がたぶん好きかなと思って」と切り出し、一気に優勢に立つかと思われたが、伊藤四段は「寿司の方が落ち着いた雰囲気。焼肉だとやっぱり自分で焼くことになると思うんですけど、自分はそういうのを面倒なふうに感じてしまうので…」と苦笑いした。
これに同調したのが藤井王位・棋聖だった。「自分も結構焼肉で、焼くのが大変だという印象があって。気づいたら焦げてるみたいなことが結構よくあるので、焼肉は上級者向けなのかなというイメージもあるんです」と、同学年の伊藤四段の主張に乗っかった。予想外のカウンターを受けた高見七段は「みんなで協力することも楽しみの一つかなと思って。ライスもサイズが選べるし」と粘ったものの、劣勢を跳ね返すいいワードが出てこなかった。
このテーマの勝敗は、そのまま伊藤四段に軍配。判定の結果について藤井王位・棋聖は「両者魅力的だったんですが、やっぱり焼肉は焼くのが難しいという懸念が…。伊藤四段と共有できたのがうれしかったです」とにこやかだった。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
