「てんてん素晴らしい」池永天志五段、永瀬拓矢王座破る金星で初戦ゲット/将棋・ABEMAトーナメント
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 プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント準決勝第1試合、チーム永瀬とチーム木村の対戦が9月4日に生放送され、第1局でチーム木村・池永天志五段(28)が、チーム永瀬のリーダー・永瀬拓矢王座(28)に113手で勝利した。タイトルホルダーでもあり、本戦に入り個人3連勝と好調だったリーダーを討ち取る大金星に、早くもファンが大盛り上がりになった。

【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム永瀬VSチーム木村

 対局前には自信なさげな様子すら見せていた池永五段だったが、指し手は実に積極的だった。先手番から矢倉で進むと、同世代ながら格上の永瀬王座に対して常に主導権を握ろうとする姿勢が見える指し回し。対局後、本人も「思い切っていったのがよかったかなと思います。想定していた形だったので決まっているところは早く指そうと思っていました」と、序盤から決断よく指していったことを振り返ると、大きな1勝には「ちょっと想定外です」とはにかんだ。ただファンからは「てんてん素晴らしい」「これはデカい勝利」「大金星だ」と絶賛の声が続いていた。

 解説を務めていた千葉幸生七段(42)からは「池永さんが非常に積極的な指し回し。実戦例も少ない指し方でしたが、時間も使っていないし、中盤の難しいところもうまく乗り切った」と、快勝だったというコメントもあった。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

ABEMA/将棋チャンネルより)

お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメントチーム永瀬VSチーム木村
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第69期 王座戦 五番勝負 第二局 永瀬拓矢王座 対 木村一基九段
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