プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント準決勝第1試合、チーム永瀬とチーム木村の対戦が9月4日に生放送され、第5局でチーム木村・佐々木勇気七段(27)がチーム永瀬・増田康宏六段(23)に125手で勝利した。超早指しのフィッシャールールに強い思いを持って臨んでいる佐々木七段は、これで本戦に入り個人5連勝。激しい勝負にファンからは「これは名局賞」「まじ名勝負」と絶賛の声が相次いだ。
【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム永瀬VSチーム木村
佐々木七段は先手番から角換わりを選択。中盤を飛ばしていきなり終盤に突入するような激しい戦いは、本戦に入って充実した内容の将棋を続ける両者らしく、どちらも高い集中力を発揮する名勝負に。対局後には「読みにない手を多く指されてよくわからなかったです。かなり際どかったと思います。最後まで震えながら指していました」というように紙一重の攻防が続く中、わずかに抜け出し勝利をがっちりと掴んだ。
個人戦だった第1回大会でも準優勝を果たすなど、もともとこのフィッシャールールには高い適性を示していたが、気持ちと棋力がうまくリンクし、ファンも大満足の名局を生み出していた。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






