プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント準決勝第1試合、チーム永瀬とチーム木村の対戦が9月4日に生放送され、第7局でチーム木村・佐々木勇気七段(27)がチーム永瀬・屋敷伸之九段(49)に123手で勝利した。これで佐々木七段は、本戦に入り2回戦、準決勝の計6局で全勝。“完全覚醒”の強さで、チームの決勝進出に王手をかけることに成功した。
【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム永瀬VSチーム木村
苦しい状況からでも勝ちにつなげるのが真の強者だ。先手番から角換わりで戦いを挑んだものの、「序盤でよくない手を指してしまって時間も使ってしまった」と失敗。リードを奪われる時間も長く、耐える局面が続いていたが、ここでは快勝した攻め将棋ではなく、リーダーの木村一基九段(48)譲りの粘りの将棋を展開。ぎりぎりのところで相手に決定打を許さずついに逆転。「大変でした。奇跡的にすぐ詰む形にならなかったのが幸いでした」と、ホッとした表情だった。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






