高市早苗氏が総裁選出馬を表明 元番記者「軽い焦りと強い自信が見えた」「爆発的ではないが支持はある」
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 安倍前総理が支援の考えを示している高市早苗前総務大臣は8日、自民党総裁選への出馬を正式に表明した。史上初となる“女性の総理・総裁”を目指す。

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 総裁選の告示まであと8日。そもそも、高市氏はどういった人物なのか、自民党内ではどのように評価されているのか。テレビ朝日政治部・総務省担当で、高市氏の番記者でもあった小野孝記者が伝える。

Q.高市氏の出馬表明会見を見た印象は?

 2時間近い会見のうち、冒頭1時間近く政策を朗々としゃべり倒すという感じだった。印象としては、軽い焦りと、非常に強い自信が混ざっていたように見えた。

 焦りのほうは、高市さんはネット上では支持率が80%などと大人気だが、共同通信の世論調査では4%とギャップがある。党内ではそのへんの支持が広がっていないということで、練り直しをしなければいけないという焦りがあった。早く政策を強くアピールしなければならないということで作戦を練っていた。

高市早苗氏が総裁選出馬を表明 元番記者「軽い焦りと強い自信が見えた」「爆発的ではないが支持はある」

 一方の強い自信だが、法律を一からちゃんと書けるという実務経験がある。これまでの保守層に受ける政策の集大成と言えるようなものを体系的に打ち出して、何度も「負ける気がしない」と豪語していたように、自信を持って説明すると。その2つ(焦りと自信)が交錯するような印象だった。

Q.そもそも高市氏とはどういった人?

 1961年生まれの60歳で、選出は奈良県第二選挙区。アメリカ下院議員の事務所で議員立法の政策スタッフをやっていたので、その経験を生かして、議員立法を作る時に法律を一から書けるということが非常に強いバックグラウンドになっている。

 総務大臣も2回経験していて、いずれの時も靖国神社を参拝している。それまで参拝をしていた人が閣僚になると、「迷惑をかけてはいけない」と参拝をやめる人がほとんどだが、高市さんはずっと続けていて、「総理大臣になっても参拝する」と言っている。保守層に受ける政策をずっととっていて、安倍前総理とは非常に政治信条が近い。

 性格的には、関西弁で非常にフレンドリー、記者対応なんかでもとても親しみやすく、いつも笑顔を絶やさない。先日、ある民放番組に出演した際は、熱が出て頭が痛く、歩くのもやっとだったということだが、画面を見るとそういうところは見せない。いつもニコニコしているが、ものすごい強靭な精神を持っている人だと感じた。

高市早苗氏が総裁選出馬を表明 元番記者「軽い焦りと強い自信が見えた」「爆発的ではないが支持はある」

Q.高市氏の自民党内での評価は?

 共同通信の世論調査にもあるように、支持が思ったほど広がっていないというのが実態。ただ、初の女性総理になるという期待を持つ党員も一定数いるし、女性に特に好かれるということもある。爆発的ではないが支持はある。

 総務大臣を2回経験しているが、総務省というのは情報・通信や郵便、地方自治など幅広い役所で、法律を勉強しようとするとものすごい大変なことだと思う。高市氏は自分で法律を書ける人で、すごい数の法律を解決したということを会見でも言っていたが、そういったところも強く支持されている。

 期待は大きいが、ネット上やあちこちで言われている期待が、今回の総裁選での党員票や国会議員票に、この(総裁選の)仕組みの中でどれだけ反映するかは未知数。そこがどれだけ大化けするのか、しないのかというのは、今後見ていきたい。

(ABEMA/『倍速ニュース』より)

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