女子キックボクシングの歴史に残る大一番だった。9月12日、RISEの女子大会『RISE GIRLS POWER 5』が後楽園ホールで開催された。これまでの新宿FACEから飛躍、キックボクシングで女子だけの大会が“聖地”後楽園を舞台に開催されるのは26年ぶりのことだ。
 そのメインイベントとして組まれたのは、寺山日葵vs小林愛三。寺山はRISE女子ミニフライ級王者、小林はフライ級王者。歴史的な大会にふさわしい王者対決である。昨年はトーナメントで優勝するなど躍進を続ける寺山にとっても、小林は「雲の上の存在」だった。「国内最強が決まる試合」とは小林の言葉だ。これまでにも対戦の話はあったというが、寺山の成長によってカードのバリューはさらに増した。寺山は「愛三選手とだったらいい試合ができる」とも。