レッド・ホット・チリ・ペッパーズが、5年ぶりとなるニューアルバム『The Getaway』を6月17日にリリースする。すでにリードトラックとなる「Dark Necessities」とタイトルトラック「The Getaway」がデジタル先行でリリースされその一端を耳にすることが出来るが、今作における「新しいレッチリ」はどのようなものになるだろうか?ここまでの経緯を含め紐解いてみる。
6月17日に発売される『The Getaway』。紆余曲折を経て約2年の制作期間を経て完成した労作だ。最初にメディアで報道されたのは、アルバム『母乳』(1989年)から長年彼らの作品に関わってきたプロデューサー、リック・ルービンと離れて作られた作品だということだ。リスナーが真っ先の頭に思い描く「レッチリ像」を音にしてきた27年来のキーパーソンを制作から外したという事は大きな話題にもなった。