現在トーナメント進出に向けての試合が激化している『サッカー・EURO 2016™ フランス大会』。試合中ヨーロッパの多くのチームサポーターがチャントとして使用している曲がある。ザ・ホワイト・ストライプスの「セブン・ネイション・アーミー」だ。たとえ曲名が判らなくても低音エフェクトが耳に残るギターリフのメロディに聴き覚えのある人も多いことだろう。
もはやホワイト・ストライプスよりもギタリストでシンガーのジャック・ホワイトの名の方がすっかり有名になってしまったが、2003年に発表されたこのアメリカ・デトロイト出身のグループのナンバーは、2008年のEURO大会では選手入場曲として採用されるなど瞬く間に世界のサッカーアンセムとして昇格。そこに至るまでの広がりは作為的なタイアップというよりも自然発生的な盛り上がりだった。