29年ぶりの事態で夏の関東は「水不足」? 気になる取水制限と給水制限の違いとは 2016/07/01 09:00 拡大する 関東地方では雨の少なさから利根川水系のダムが10%の取水制限を開始する事態となった。ここまで降らないのは29年ぶりのことだという。関東の水がめ・群馬県の八木沢ダムの貯水率は19%だが、ここまで低下した理由は何か。30日に放送されたAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』では水不足について取り上げられ、これについて国際水ジャーナリストの吉村和就氏が解説した。吉村氏によると、水不足の問題は1年前から見なくてはいけないのだという。群馬県の7つのダムについては、積雪が昨年10月から少なかった。通常八木沢ダムと藤原ダムのあたりの積雪量は6メートルほどはあったが、今年の冬は3分の1しかなかったのだという。これが今のダムの貯水率に影響しているのだ。「雪というのは天然のダムということですよね」と吉村氏は語った。 続きを読む