ラ・リーガ第35節が7日に行われ、マジョルカとグラナダが対戦した。マジョルカのMF久保建英は先発出場し、85分までプレーした。
前節終了時点で勝ち点「32」の16位マジョルカが、勝ち点「31」で降格圏内の18位グラナダをホームに迎えた一戦。開始4分、久保が決定機を迎える。味方へのパスが相手に当たって再び足元に収まり、期せずして密集を突破。左足でシュートを放つが、飛び出してきた相手GKに防がれる。
試合の均衡が破れたのは6分、グラナダが先制する。左コーナーキックからゴール前で混戦が生じると、最後はルイス・スアレスが押し込んだ。
28分、マジョルカが試合を振り出しに戻す。パブロ・マフェオが敵陣でボールを奪い返し、右の久保に浮き球を送る。久保は右足で折り返し、ヴェダト・ムリキがボールを収める。ムリキは後ろのサルバ・セビージャにパスを送ると、セビージャはダイレクトで右足一閃。強烈なミドルシュートをゴール左に突き刺した。
マジョルカは43分、セビージャのフリーキックにマフェオが合わせてネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。試合は同点で折り返す。
後半開始早々の46分、グラナダが勝ち越しに成功する。味方のパスは相手に当たったものの、セルヒオ・エスクデロがセカンドボールを回収して抜け出す。ペナルティエリア左で左足を振り抜き、ゴール右下に流し込んだ。
55分、グラナダがリードを広げる。ニェゴシュ・ペトロヴィッチがピッチ中央で久保からボールを奪い、ダルウィン・マチスに預ける。マチスがスルーパスをペナルティエリア左に送ると、抜け出したホルヘ・モリーナがグラウンダーで折り返し、アントニオ・プエルタスがバックヒールで押し込んだ。
マジョルカは58分に1点を返す。マフェオが右サイドをドリブルで突破し、柔らかいクロスを供給。攻撃に参加していたセンターバックのアントニオ・ライージョが頭で押し込んだ。
しかし69分、グラナダが再び点差を広げる。ピッチ中央でのボール奪取から素早くボールを前につなぎ、ペナルティエリア手前からモリーナが右足一閃。ゴール左下隅に突き刺した。
78分、グラナダが点差を3点に広げる。GKからのロングボールをペナルティエリア内でモリーナが収めて折り返すと、相手DFはクリアできず、ゴール前にボールが転がる。反応したミルト・ウズニが押し込んだ。
さらに90分、グラナダがダメ押しの6点目を獲得。左サイドでキニがイ・ガンインからボールを奪い、ペナルティエリア左まで運んでからグラウンダーで折り返す。モリーナが反転から左足を振り抜くと、右のポストにも当たってゴールに吸い込まれた。
試合はこのまま終了し、マジョルカは2連敗で勝ち点「32」のままとなった。グラナダが勝ち点を「34」に伸ばし、降格圏から脱出した。次節、マジョルカは11日にアウェイでセビージャと、グラナダは10日にホームでアスレティック・ビルバオと対戦する。
【スコア】
マジョルカ 2-6 グラナダ
【得点者】
0-1 6分 ルイス・スアレス(グラナダ)
1-1 28分 サルバ・セビージャ(マジョルカ)
1-2 46分 セルヒオ・エスクデロ(グラナダ)
1-3 55分 アントニオ・プエルタス(グラナダ)
2-3 58分 アントニオ・ライージョ(マジョルカ)
2-4 69分 ホルヘ・モリーナ(グラナダ)
2-5 78分 ミルト・ウズニ(グラナダ)
2-6 90分 ホルヘ・モリーナ(グラナダ)