ブンデスリーガ最終節が14日に行われ、MF遠藤航とDF伊藤洋輝が所属するシュトゥットガルトが1部残留に成功した。一方、MF奥川雅也が所属するビーレフェルトは2部に降格した。
前節終了時点でビーレフェルトは勝ち点「27」で自動降格圏内の17位、シュトゥットガルトは勝ち点「30」で入れ替え戦出場の16位に位置。また、ヘルタ・ベルリンが勝ち点「33」で残留圏内の15位に位置していた。
シュトゥットガルトはケルンとホームで対戦。1-1で迎えた後半アディショナルタイム2分、コーナーキックを伊藤が頭ですらすと、これを遠藤が合わせて押し込む。終盤に勝ち越しに成功したシュトゥットガルトは2-1で勝利した。そしてヘルタはドルトムントに先制しながらも、1-2で逆転負け。その結果、シュトゥットガルトとヘルタが勝ち点「33」で並び、得失点差でヘルタを上回るシュトゥットガルトが残留圏の15位に浮上して1部残留に成功した。一方、16位に転落したヘルタは、2部3位との入れ替え戦に出場することになった。
ビーレフェルトはライプツィヒとホームで1-1のドローに終わったが、シュトゥットガルトの勝利によって17位からは浮上することができず、自動降格が決まった。
ブンデスリーガでの2年目を迎えたビーレフェルトは今季、開幕10戦未勝利と苦しいスタートに。一時は立て直したものの、後半戦は再び失速し、第30節終了後にフランク・クラマー前監督を解任した。しかし、成績は好転せず、来季は3シーズンぶりに2部で戦うことになった。なお、ビーレフェルトの降格に伴い、今季のブンデスリーガでチームトップの8ゴールを挙げた奥川は500万ユーロ(約6億7000万円)の契約解除条項が有効になると噂されている。