サッカー日本代表は14日、キリンカップサッカー2022でチュニジア代表と対戦する。ここでは、FIFAカタールワールドカップ・アフリカ予選におけるチュニジア代表の戦いを振り返る。

 アフリカ予選は基本的に3つのステージで構成される。CAF(アフリカサッカー連盟)内、FIFAランキング上位26位チームは1次予選が免除され、チュニジア代表は2次予選からの参戦となった。

 チュニジア代表は2次予選で、赤道ギニア代表、ザンビア代表、モーリタニア代表と同じグループに入り、予選序盤から良い滑り出しを見せた。初戦の赤道ギニア代表戦では、開始9分で先制点を奪うとその後も2得点決め、3-0と快勝を収めた。続くザンビア代表戦、モーリタニア代表戦でも勝利を挙げ、3戦全勝。勝ち点9でグループ首位に躍り出た。

 残り3試合でも勝利を重ねたかったチュニジア代表だったが、第4節のモーリタニア代表戦ではスコアレスドロー、第5節の赤道ギニア代表線では0-1と敗北を喫し、勝ち点を取りこぼしてしまう。5節終了時点でチュニジア代表は赤道ギニア代表と同じ勝ち点10で並んだ。迎えた最終節ではザンビア代表と対戦し、見事勝利。赤道ギニア代表が最終節で引き分けたことにより、チュニジア代表のアフリカ最終予選への進出が決まった。

 最終予選の相手はマリ代表。ファーストレグで敵地に乗り込むと、37分に相手がオウンゴールを犯してしまい、そのまま試合が終了。チュニジア代表はアウェイで貴重なゴールを奪うことに成功した。続くセカンドレグは両者攻めるも得点には届かず、結果スコアレスドローで終わり、2試合合計1-0でチュニジア代表が2大会連続6度目となるワールドカップ出場権を獲得した。

 そして日本代表は約7年ぶりに、そのチュニジア代表と対戦することとなった。マンチェスター・ユナイテッドに所属するハンニバル・メイブリを始め、チュニジア代表には欧州で活躍する選手らが数多く揃っている。果たしてチュニジア代表は日本代表相手にどのような戦い方を見せるのだろうか。