サッカー日本代表は14日、キリンカップサッカー2022決勝でチュニジア代表と対戦する。
ジャレル・カドリは今年2月にチュニジア代表監督に就任した。2008年に指導者としてのキャリアを歩み始めたカドリは、これまで数多くの中東地域やアフリカ地域のチームを指揮した経験を持つ。
2008年から2012年までの4年間は母国チュニジアやレバノンなどで4チームを指揮したが、どのチームで良い成績を残すことが出来なかった。2012年、敏腕監督のナビール・マールールの右腕としてチュニジアの名門エスペランスへと活躍の場を移す。そして翌年には、マールールのチュニジア代表監督へ就任すると、カドリも引き続きマールールの右腕としてチュニジア代表をサポートすることとなった。
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半年間チュニジア代表のアシスタントコーチとして帯同後、カドリは再び監督としてのキャリアをリスタートすることを決意。2013年10月から2021年1月までの7年4ヶ月間で7チームの監督を務めるも、またもやタイトルを獲得することはなかった。
そして2021年6月に再びアシスタントコーチとしてチュニジア代表へと戻ることとなる。チュニジア代表はFIFAカタールワールドカップ・アフリカ2次予選で順調に勝ち点を積み重ねていったが、2022年1月から始まったアフリカネイションズカップ2021ではグループリーグ敗退。これを受け、チュニジア代表監督のモンドヘール・ケビエルは解任された。
2月初旬から暫定監督としてチュニジア代表を指揮するととなったカドリは、見事にチームの立て直しに成功し、チュニジア代表を2大会連続となるワールドカップ出場へと導いた。
カドリはこれまで5試合を指揮し、3勝2分と良い成績を残している。10日に行われたキリンカップサッカー2022初戦ではチリ代表相手に2-0で勝利。今回は主力メンバーを招集していないにも関わらず、チリ代表相手に快勝を収めたことは驚きだ。カドリ率いるチュニジア代表はここまで非常に良い調子でプレーしている。日本代表は果たしてキリンカップサッカー2022決勝でチュニジア代表相手にどこまで実力を発揮できるかだろうか。