先日、欧州予選や大陸間のプレーオフが終わり、ついにカタール・ワールドカップに出場する32か国が出揃った。

 FIFA(国際サッカー連盟)は16日、各国の代表的選手を一人ずつイラストにしたポスターを作成。リオネル・メッシ(アルゼンチン)、クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル)、ネイマール(ブラジル)、キリアン・エムバペ(フランス)、ハリー・ケイン(イングランド)、ケビン・デ・ブルイネ(ベルギー)、ソン・フンミン(韓国)などと並び、日本からは南野拓実がチョイスされている。

 韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は、このポスターの“立ち位置”に注目。「ソンケ(ソンとケイン)デュオが中央、南野やメロナウド(メッシとロナウド)は遠っ」と題した記事を掲載。ソン・フンミンとケインのトッテナムコンビが、ポスターの真ん中に描かれたことを誇った。

「韓国代表の顔は断然ソン・フンミンだ。2021-2022シーズンのプレミアリーグで得点王になり、国際的な名声をさらに引き上げた。ワールドカップが大陸最高のサッカーの祭典であるだけに、アジア最高のソン・フンミンはいつも“広告塔”として紹介される。FIFAが去る2月に披露したワールドカップポスターでもソン・フンミンはメッシとセンターに立った」

【画像】32か国のスターが集結したカタールW杯のイラストポスター!ソン・フンミンと南野の立ち位置に注目
 同メディアは、「今回は所属チームで阿吽の呼吸を見せているケインと肩を組んだイラストで注目を集める。ソン・フンミンとケインはトッテナムで一緒にプレーし、プレミアリーグ歴代最多のコンビ弾記録を塗りかえた。サッカー界最高のデュオである二人を前に立て、ワールドカップの宣伝に乗り出した意味が大きい」と報道。こう続けている。

「ソン・フンミンとケインのほか、エムバぺ、ガレス・ベイル(ウェールズ)、ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド)などが各国代表として紹介された。選手生活最後のワールドカップを準備しているメッシとC・ロナウドは左上端に位置し、歳月が経ったのを感じさせた」
 
 記事は「韓国と共にアジアの代表として出てくる日本は、南野が登場したが、よく見えないように(遠くに)表現され、ソン・フンミンと扱いの違いが見えた」と伝えている。

 南野はともかく、メッシとC・ロナウドが端に追いやられているのは、物議を醸しそうだが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部