現地時間6月14日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)の大陸間プレーオフで、北中米カリブ海予選4位のコスタリカは、オセアニア予選1位のニュージーランドと対戦。開始早々に奪った1点を守護神ケイラー・ナバスを中心に守り切り、最後の出場国としてスペイン、ドイツ、日本の待つグループEに入った。

 それを記念して米スポーツチャンネル『ESPN』の公式ツイッターは19日、「2014年W杯でコスタリカがこのグループのトップになったことがいまだに信じられない」と添え、同国がウルグアイ、イタリア、イングランドを抑え、グループDを首位通過したことを伝える写真をアップ。8年前の番狂わせに再び脚光を浴びせた。
【画像】イングランドは1勝もできず!コスタリカが旋風を巻き起こした8年前の死の組をプレイバック

 この投稿に敏感に反応したのが、韓国メディア『Sportal Korea』だ。コスタリカは今冬のW杯でも再び厳しいグループに入ったなか、以下のように訴えている。
 
「プレーオフに勝利した喜びも束の間、コスタリカが属するE組はまさに死だ。強力な優勝候補スペイン、ドイツに加え、ダークホースの日本までいる。コスタリカにはあまり余裕がない。しかし『ESPN』の考えは異なる。『8年前の成績はまだ信じられない』と再掲し、今大会でも起こり得ることを間接的に強調したのだ」

 さらに同メディアは「日本は1勝できるのか?」と疑問も投げかけ、アジアのライバルが進むいばらの道にも触れている。

「日本は16強入りのために、コスタリカを1勝の相手と見ている。だが、コスタリカのポテンシャルを考えると、日本に勝点3を譲るようなチームではない」

 ブラジルW杯の際、堂々の2勝1分で死の組を席巻したコスタリカは、勢いに乗り、決勝トーナメント1回戦でギリシャも撃破。次のオランダには惜しくもPK戦の末に敗れたものの、過去最高の成績を残した。

 森保ジャパンは日本サッカー因縁の地、ドーハのあるカタールで、コスタリカを越えるインパクトを残せるか。その舞台は整っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部