10年ぶりに代表復帰を果たした宮市亮が7月18日、オンライン取材に対応。明日19日から始まるE-1選手権に向けて意気込みを伝えた。

 久々の代表入りで、気持ちも昂る。「身が引き締まる思い。嬉しさと責任感は、より高まってきている」という。

 周囲の期待も高まるなかで、自身はどんな想いでピッチに立つのか。

「個人的にというよりは、チームとして、まずこの大会を勝ち取りに行く。そのなかで自分はひとつのピースに過ぎないと思っているので、この代表のためにプレーしたい。

 10年間、いろんなことがあって、自分なりに苦しい経験もして、苦しいところから這い上がっていく姿というか、それこそ武藤(嘉紀)選手だったり、怪我で今回、代表にこれなくて悔しい想いをしている選手もいるでしょうし。そういう選手たちの思いも背負ってというか、プレーしていきたい」
 
 10代で代表初キャップを刻むなど将来を嘱望されたひとりだったが、その後は度重なる怪我に苦しみ、思うようなキャリアを描けず、引退を覚悟しなければならない時期もあった。

 それでも、何も諦めず、一日一日を大事に過ごし、代表の舞台に戻ってきた。

「目の前の、一つひとつのトレーニングや試合に取り組む。それをやっていければ、自ずといろんな結果があとからついてくると信じてやっている。まずは明日の試合、午後も練習がありますけど、そこに最大限、集中してやっていきたい」

 雌伏の時を経て、より逞しくなり、「自分ができることを最大限にしたい」と意気込む宮市の活躍に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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