日本代表の宮市亮(横浜F・マリノス)が、18日にメディア対応を行なった。

 7月19日から27日にかけて開催されるEAFF E-1 サッカー選手権 2022に臨む日本代表。国際Aマッチウィーク期間の開催ではないため、海外組選手の所属元であるクラブは招集に応じる義務がない。このことからメンバーはオール国内組となる26名が招集され、10名がA代表初選出となった。

 2012年以来、10年ぶりに日本代表に招集された宮市は「本当に身が引き締まる思いです。選出されたときに嬉しさと責任感とコメントしたが、よりそれが高まってきています」と現在の心境を明かした。

 長年負傷離脱の繰り返しを余儀なくされてきた宮市だが、今シーズンは5月18日に行われた明治安田生命J1リーグ第11節の浦和レッズ戦で横浜FM加入後初ゴールを挙げるなど、ここまでリーグ戦15試合の出場で3ゴールを記録している。

 復活を遂げたことについては「ケガに関しては自分ひとりでは来れなかった。マリノスに帰ってきてからメディカルスタッフの方に尽力して頂いて、ケガなくシーズンを送れているので、まずはそこに感謝したい」とコメントしつつ、「出場機会も昨年と比べて増えてきて、リズムが出てきたという面でもケガしにくくなってきているのかなと思います」と好パフォーマンスを披露できている要因について語った。

 また、宮市は「ターニングポイントになった試合は間違いなくヴィッセル神戸戦で起用してもらった時」と今季初出場した3月2日に行われたJ1第10節の神戸戦を自身のターニングポイントに挙げた。「あそこでチャンスをもらえて、結果は出なかったけど、自分なりのパフォーマンスを見せることができた。あそこがターニングポイントのひとつになった試合だったと思います」と語った。

 10年ぶりの代表招集となったが、「個人というよりはチームとしてまずこの大会を勝ち取りにいくという中で自分はひとつのピースに過ぎないと思っている。代表のためにプレーしたい」とチームの勝利が重要であることを強調しつつ、「10年間いろいろなことがあって、自分なりに苦しい経験もして、そこから這い上がっていく姿というか。この期間中にも武藤(嘉紀)選手がケガしてしまって今回代表に来れなくて悔しい思いをしている選手もいる。そういう選手たちの思いを背負ってプレーしていきたいと思う」と意気込みを口にした。