デ・リフトが語るファン・ダイクへのリスペクト
ワールドカップ・カタール大会へきっちりとアピールできるだろうか。ポジション争いの緊張感を口にしたのは、今夏ユヴェントスからバイエルンへの移籍が決まったオランダ代表DFマタイス・デ・リフトだ。
バイエルンはデ・リフト獲得へ6700万ユーロの移籍金を支払っており、今やデ・リフトは世界を代表する若手センターバックの1人だ。ワールドカップでのオランダ代表入りは確実だろうが、スタメンに入れるかはまだ分からない。今のオランダに優秀なセンターバックが揃いすぎているからだ。
「ポジションを確保しているのはファン・ダイクだけだよ。他の2つはその時のコンディションで選ばれる。ファン・ダイクは世界で最も優れたセンターバックの1人だと思う。彼は素晴らしい。ここ数年にわたって最高の1人だと証明してきたからね」(米『ESPN』より)。
デ・リフトはこのように語っており、オランダ代表のセンターバックでポジションが確保されているのはリヴァプール所属のフィルジル・ファン・ダイクのみと見ている。3バックを選択するなら、ファン・ダイクの両脇に入るのはその時コンディションが良かった選手だ。
デ・リフトも候補者の1人だが、ライバルにはインテルのステファン・デ・フライ、アヤックスのユリエン・ティンバー、代表監督ルイ・ファン・ハールが再び招集したブルーノ・マルティンス・インディ、今夏リールからニューカッスルに移籍したスフェン・ボットマンも残り4カ月でアピールに成功するかもしれない。
3バックを選択するなら、左のセンターバックにはレフティーを置くのもいいだろう。そうなるとマルティンス・インディやボットマン、マンチェスター・シティのネイサン・アケらも興味深いオプションになる。確かにデ・リフトとて安心はできないか。
バイエルンで最終ラインのリーダーとなり、きっちりと結果を出していなければカタールの地でベンチを温めることになるかもしれない。ファン・ハールはそのあたりの判断がはっきりしているタイプの指揮官でもあり、デ・リフトは今夏の移籍が正しいものだったと証明する必要があるだろう。