元日本代表FWの城彰二氏が8月12日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』で最新コンテンツを公開。2018年のロシア・ワールドカップ直前に起きたヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任について語った。

 城氏はハリルホジッチについて「問題あったね~いっぱい」と振り返る。日本サッカー協会の関係者から「独裁政権というか、うまくいっていなかった」という話しを聞いたことを明かしつつ、「前々から分かっていたこと」と指摘。就任当初から、「この監督で大丈夫なの?」と思っていたという。

 城氏は「パリ・サンジェルマンなどで監督をやってきて、すごい監督なんだけど」と話しながらも、それ以前の代表監督時代にも選手と揉めたことがあったと聞いていたことを明かしている。

「ふたを開けたら選手との仲たがいがすごいし、コミュニケーション能力とかがあまり得意な監督ではなかった。大したサッカーをしなかったし」
 
 さらに、前任のハビエル・アギーレと2人続けて途中解任となったにもかかわらず、招へいした側が責任をとっていないと主張した。

「日本って甘いんだって。そういう立ち位置の人が、ちゃんと責任を取らないと。プロ化しないとダメだよ、そこも」

 また、解任の時期についても、「もっと先に判断すべきだよね。だから、協会が悪いんだよね、結局」「その前に手を打たないとダメでしょ」と適切でなかったという見解を提示した。

 大会では後任の西野朗前監督が日本代表をベスト16に導いたが、結果オーライで済ましてはいけないという認識を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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