イングランド2部ハダースフィールド・タウンFC所属の日本代表DF中山雄太(25)は、新天地でのレギュラー定着に近づいているようだ。12日、イギリス・ヨークシャーの地元メディア『ヨークシャー・ライブ』が伝えている。

 中山雄太はPECズヴォレで2020/21シーズンからレギュラーに定着すると、2021/22シーズンもリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。ただクラブがオランダ2部に降格したこともあり、契約満了により退団。先月15日になってハダースフィールドへの加入が正式決定している。

 そして先月30日のイングランド2部開幕節・バーンリー戦で、89分からの出場により新天地デビュー。今月6日の第2節・バーミンガム戦では出番がなかったものの、10日のEFLカップ1回戦・プレストン戦で移籍後初めてスタメン出場していた。

 ハダースフィールドはプレストン戦に4バックシステムで臨むと、前半30分までに3失点。前半途中から3バックシステムに変更したが反撃及ばず、1-4で敗れている。

 『ヨークシャー・ライブ』はチーム全体のパフォーマンスを酷評する中、「中山雄太は左サイドバックで先発出場していたが、途中から3バックの一角に入ると機能した。ハダースフィールド復活の第一歩は、中山雄太がカギを握るかもしれない」と中山雄太のパフォーマンスを高く評価している。

 さらに13日に行われるイングランド2部第3節・ストーク戦にむけて「プレストン戦で開始30分でシステム変更して、それまで猛威を振るっていた相手の流れを一瞬で止めたのを見れば、3バックにするのは当然」と、3バックシステムの採用を推薦。中山雄太を3バックの一角で予想スタメンに含めている。

 開幕から2戦2敗とスタートダッシュに失敗したハダースフィールド。システム変更、そして中山雄太のセンターバック起用で突破口を見出すことが考えられる。