【プレミアリーグ】エヴァートン0-0リヴァプール(日本時間9月3日/グディソン・パーク)
世界で最も激しいとされるプレミアリーグのなかでも、 “史上最も激しい闘い”が過去リーグ最多22枚のレッドカードが飛び交ってきたエヴァートンvsリヴァプールの「マージーサイド・ダービー」。公式戦通算241回目となる今回の対戦も、あまりの熱狂ぶりに視聴者も驚くほどのアツい試合展開となった。
場内がヒートアップするきっかけとなったのは23分のシーンだ。21歳ながらエヴァートンの10番を背負うゴードンが右サイドでボールキープを試みると、リヴァプールのギリシャ代表DF・ツィミカスが後ろから押し倒すようにしてファウル。これにすぐさま反応したのが“目の前”で見ていた、タッチライン際のボールボーイだ。地元チームでプレーする少年だろうか。「おい!」と手を挙げて相手のファウルを抗議する。さらにスタンドで見守るサポーターも身を乗り出し、今にもピッチに乗り込んで来そうなほど“沸騰”していた。
アツすぎるエヴァートンのサポーターたち。1分、また1分と時間が経つごとにヒートアップするスタンドの熱気。ABEMAで視聴したファンも「エヴァートン観客熱い」「雰囲気やべえな」と大興奮。しかし、繰り返される猛抗議のリアクションには「気合入ってんな」「サポ怖すぎ笑」など、ダービーマッチ特有の光景に面食らった様子の声もあった。
やられたら、やり返す──。1分後、今度は同サイドでゴードンがツィミカスを倒し、さらに2分後に、再びゴードンがツィミカスを後ろから押し倒す。サイドバイサイドで繰り広げられた計3回の“ゴードンvsツィミカス”は、スタジアムのボルテージを最高潮に引き上げる引き金となっていた。両チーム合わせて18回のファウル、4枚のイエローカードが提示されたことで、コメント欄で「審判も大変」と心配するほど過熱したゲームとなった。
今季初開催のマージーサイド・ダービーはその後も「このバチバチ感たまらん」とファンが興奮する展開となったが、両GKがビッグセーブを連発したことで0-0の決着となった。(ABEMA/プレミアリーグ)