アスレティック・ビルバオのレジェンドが新たな挑戦をすることとなった。

アスレティックの下部組織で育ったFWイニャキ・ウィリアムズ(28)は、クラブの生けるレジェンドとしてプレーを続けている。

4日に行われたラ・リーガ第4節のエスパニョール戦では、足首の捻挫と言われながらも公式戦の連続出場記録を237に伸ばすほど。クラブへの忠誠を誓っている。

イニャキは、U-21スペイン代表として17試合に出場し3ゴール。2017年のU-21欧州選手権では準優勝を経験。2016年5月29日に行われたボスニア・ヘルツェゴビナ代表との国際親善試合には、スペイン代表として途中出場。30分間プレーしていた。

アスレティックの選手として公式戦344試合で76ゴール49アシスト、ラ・リーガでも通算276試合で55ゴール40アシストという実績がありながら、強力なライバルがいるFWとしてスペイン代表にはそれ以降招集されない日々が続いていた。

そんな中、イニャキはある決断を下し、自身のルーツであり、両親の国籍であるガーナ代表を選択。そして9月の国際親善試合に初招集を受けた。

ガーナサッカー協会は6日、ブラジル代表とニカラグア代表との国際親善試合に向けたガーナ代表メンバーを発表し、イニャキの名前もリストに入っていた。なおボスニア戦は親善試合のため代表チーム変更は国際サッカー連盟(FIFA)によって認められている。

イニャキの他、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのDFタリク・ランプティ、サウサンプトンのDFモハメド・サリスも初招集を受けている。

ガーナ代表はカタール・ワールドカップに出場するため、イニャキは夢の舞台に立つことも可能。まずは9月に自身6年ぶりとなる代表戦を戦う。