レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が決勝ゴールをアシストし、ソシエダの勝利に貢献した。極上の股抜きスルーパスが話題となっている。
■決勝弾をアシスト
UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループE第2節、ソシエダ対オモニア・ニコシアが現地時間9月15日に行われた。ホームのソシエダが2−1の勝利を収めている。ソシエダに所属する久保は決勝ゴールをアシストした。
EL開幕戦となったマンチェスター・ユナイテッドとの一戦で1−0の勝利を収めたソシエダでは、ブライス・メンデスやモハメド=アリ・チョー、ミケル・メリーノなどがスタメンに名を連ねた。久保は61分からの途中出場を果たす。
先制ゴールが生まれたのは前半30分だった。アンデル・ゲバラがペナルティアーク手前から右足を思い切り良く振り抜くと、ボールはゴール左上に突き刺さった。このゴールで先制したソシエダだったが、72分に失点。そして、途中出場の久保が輝いたのは80分のチャンスのシーンだ。
アンドニ・ゴロサベルから中盤で浮き球のパスを受けた久保は、ペナルティエリア手前までボールを運びスルーパスを供給。DFアダム・ラングの股を抜けたボールはペナルティエリア内のアレクサンデル・セルロートに渡り、ダイレクトでゴールネットを揺らした。
久保はトップスピードでボールを運ぶと、エリア手前でしっかりと冷静にセルロートの位置を把握。股抜きスルーパスという極上のパスを供給してゴールを演出した。このアシストにツイッター上で「久保のアシストたまらない」や「最高です」、「久保くんELのアシスト半端ない」などの声があがった。
■EL連勝
久保はこれで今季EL初アシストと、ソシエダ移籍後初アシストとなった。ここまで公式戦7試合に出場1ゴール1アシスト。スタメン出場は5試合となり、主力の座を掴んでいる。
久保のアシストから決まったセルロートのゴールが結局決勝点となったソシエダはELで連勝を飾り、グループE首位に立っている。ソシエダは10月6日にEL3試合目となるシェリフ・ティラスポリ戦を控える。9月下旬の代表活動に招集された久保は、好調さを日本代表に持ち込めるだろうか。