プリメイラ・リーガ第7節が17日に行われ、ボアヴィスタとスポルティングが対戦した。
スポルティング所属の守田英正はリーグ戦3試合連続でスタメン出場。一方、徳島ヴォルティスからボアヴィスタへ期限付き移籍中の渡井理己はベンチスタートとなった。
23分、敵陣中央でボールをキープしたフランシスコ・トリンコンがドリブルで持ち運び、左サイドに展開。ボールを受けたヌーノ・サントスがボックス内にグラウンダーの鋭いクロスを供給すると、ゴール前のこぼれ球を守田が繋ぎ、最後はペドロ・ゴンサウヴェスが冷静にゴールネットを揺らした。先制点かと思われたが、オフサイドの判定によりゴールは取り消しとなった。
28分にはボアヴィスタに決定機。左サイドからのクロスにボックス中央でブルーノ・ロウレンソが合わせたが、シュートは惜しくもクロスバーに直撃。対するスポルティングは38分、右CKの流れから最後はトリンコンがボックス内でシュートを放ったが、こちらもクロスバーに直撃。先制点とはならなかった。
試合の均衡が破れたのは前半アディショナルタイム。ケンジ・ゴレがドリブルで左サイドを持ち上がると、ボックス内に侵入し右足でシュートを放つ。これはスポルティングDFのブロックに阻まれたが、こぼれ球に反応したロウレンソが左足のダイレクトボレーでゴール右隅に叩き込み、ボアヴィスタが先制に成功した。
55分、トリンコンのパスを受けたN・サントスが左サイドをドリブルで深い位置まで持ち運び、ボックス中央にクロスを供給。これをゴール前でマーカス・エドワーズがヘディングで合わせ、スポルティングが試合を振り出しに戻した。
追いつかれたボアヴィスタだったが、83分に勝ち越しに成功する。右からのクロスをボックス内でキープしたマーティム・タバレスが相手DFに倒されPKを獲得。これをロウレンソが冷静にゴール左隅に沈め、再び1点のリードを奪った。
その後、スポルティングはいくつかチャンスを作るも、ボアヴィスタの粘り強い守備に苦しみ、ゴールを奪うことはできない。試合はこのまま2-1で終了。勝利したボアヴィスタはリーグ戦3連勝を飾った。一方、敗れたスポルティングはリーグ戦3試合ぶりの敗戦となった。なお、守田は86分までプレー、渡井は出番なしに終わった。
【スコア】
ボアヴィスタ 2-1 スポルティング
【得点者】
1-0 45+2分 ブルーノ・ロウレンソ(ボアヴィスタ)
1-1 55分 マーカス・エドワーズ(スポルティング)
2-1 83分 ブルーノ・ロウレンソ(ボアヴィスタ)