プレミアリーグのプレイヤーたちの個性や強さはプレースタイルだけではなく、ヘアスタイルにも表れている。憧れのプレイヤーのヘアスタイルを真似したい!挑戦してみたい!誰もがそんな熱い想いを抱いた経験があるのではないだろうか?
ここでは、2022/23プレミアクラブの中から、9名の選手のヘアスタイルを厳選し分析。FIFAワールドカップ・カタール(カタールW杯)で見かける姿もあるだろう。2022年11月21日のW杯開幕前に、いや、明日にでも憧れのヘアスタイルに変身し、試合を観戦するのはいかが。早速、ご紹介していこう。
爽やかさの中にワイルドな魅力!ショートヘア
ガブリエウ・マルティネッリ
所属:アーセナル/ブラジル代表
アーセナルの重要ポジションを担当するFWガブリエウ・マルティネッリ。持ち味であるパワフルで非常に素早い動きは、ヘアスタイルと比例している。キレのある大胆な両サイドの剃り込み(幅約6、7cm)に前髪から後ろ襟足まではしっかりと毛を残し、アレンジが出来る様に計算されている。時には、モヒカン風に、そして別の時には上品なホテルマン風に。さまざまな変化をつけられるスタイルは、プレーそのもの!筆者にあと少しの勇気があったら、きっと今頃マルティネッリヘアにしていただろう。
ハリー・ケイン
所属:トッテナム・ホットスパー/イングランド代表
イングランド代表キャプテン、そしてトッテナム・ホットスパーのFWとして、多くのサポーターを抱える1人ハリー・ケイン。プライベートでも常にトレーニングを欠かすことなく、ストイックに真にサッカーと向き合い真っ直ぐに生きているその姿は、皆の手本になる学級委員のようだ。ヘアは風の抵抗を受けにくい綺麗な短髪で両サイドはほんの少し刈り上げ、トップはやや長さがあるスタイル。スタイリングも天に向かって、まっすぐシャープに一直線。しかし全てが一文字かと思いきや、笑顔と声はふにゃりと柔らかで意外とイジられキャラ。そこがチャームポイント。
クリスティアーノ・ロナウド
所属:マンチェスター・ユナイテッド/ポルトガル代表
多くの人々の視線を引き寄せてしまうマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。魅力的な要素がありすぎて、本人もどうして良いかわからない時がきっとあるだろうと推測。そんなロナウドのヘアスタイルは、いたってシンプル。後ろと両サイドを刈り上げて、トップにほんの少し長さを残す。前髪をちょいと立ち上げて動きをつけるところがポイント。おそらくスキンヘッドなど何をしても様になると思うので、思い切ってロングヘアに挑戦してほしいと願う。皆さんはどう思うだろうか。
VARスロー映像で何度も観たくなる!美カーリーヘア
マルク・ククレジャ
所属:チェルシー/スペイン代表
力強さもありながら、繊細な足さばきで得点をサポートするチェルシーのスペイン代表DFマルク・ククレジャ。彼のプレーは、たっぷりと揺れ動く髪の毛と共にあると筆者は睨む。相手プレイヤーは少なからず1度はその美しい「ククレジャ・カール」に吸い込まれ、ボールを見失ったことがあるかもしれない。根元から毛先まで約2cmサイズの綺麗なカールが特徴のスタイル。もしストレートにしたとしたら肩甲骨位の長さがあるだろう。美容院で「ククレジャ・カール」をオーダーする際には、ある程度の髪の毛が必要になるぞ。覚えておこう。
モハメド・サラー
所属:リバプール/エジプト代表(カタールW杯出場無し)
プレミアリーグのゴールデンブーツが似合うプレイヤーの1人、エジプト代表FWモハメド・サラー。この7月に、2017年から所属するリバプールに骨を埋める覚悟で長期契約を結んだ。残念ながらW杯でその姿を見ることはできないが「リバプールにサラー」という状況が今後も継続されると考えると不思議と安心感が。ヘアスタイルは、1cm程の細かく緩めのカールがポイント。髪の長さは耳下程度まであれば、モハメド・サラー風のふんわりやわらかカールがかけられるはずだ。あとは髭だけは、気長に伸ばしていこうではないか。
チャーラル・ソユンジュ
所属:レスター・シティ/トルコ代表(カタールW杯出場無し)
ゴール前でレスター・シティのトルコ代表DFチャーラル・ソユンジュが立ちはだかった場合、多くのプレイヤーは苦戦するであろう。ボールカット技術はプレミアリーグの中でも高い位置にある。その可憐なディフェンスに良く似合う美髪を蓄えているソユンジュ。ゆるめのパーマを根元よりもやや下からかけていて、試合中は耳上の髪の毛をお団子にまとめてすっきりスタイルに。プライベートでは髪の毛を降ろし、七三分けにして大人っぽいスタイリングをしている。ソユンジュ・スタイルは、髪の毛半分をまとめる部分がコツ!さもなければ、一気にメタルロック路線に行ってしまうので要注意だ。
他にはない自分だけを目指す!デザインヘア
フィル・フォーデン
所属マンチェスター・シティ/イングランド代表
マンチェスター・シティのイングランド代表MFフィル・フォーデン。ヘアスタイルやファッションに対するこだわりの強さはプレーにも表れていて、自分が思い描く創造的な動きを追求。根っからのクリエイター気質のプレイヤーと感じる。ヘアは一言で言うと芸術作品。サイドと後ろを1周くるりとグラデーションに刈り上げ、そしてポイントは頭頂部分の細かな段入りショート。トレードマークの前髪は緩やかなカーブで完成。以前の金髪もとてもよく似合うが、黒髪の方が洗練された雰囲気で彼の神秘的な佇まいにしっくりくる。クリエイティブな方々、是非フォーデン・ヘアに挑戦してみてはどうだろうか。
アラン・サン=マクシマン
所属:ニューカッスル・ユナイテッド/フランス
ニューカッスル・ユナイテッドのフランス人FWアラン・サン=マクシマン。代表歴は育成年代に留まるも、美しい超絶ドリブルが秀逸。こんなにもピアノの音色にフィットするプレイヤーはいるのだろうかと感じる。例えばショパンの曲調の変化と重なり、マクシマンにボールが渡った瞬間にピアノの音色とワルツがスタートし、可憐なメロディを奏でているように見える。ヘアスタイルも独特。頭頂部分に少し長めの髪の毛を残したドレッドヘアに、他部分はグラデーションに刈り上げる。綺麗なZ型のこめかみ仕上げがポイント。ドレッドに抵抗がある人も、マクシマンの様に一部分だけなら安心かもしれない!チャレンジしてみよう。
アーリング・ハーランド
所属:マンチェスター・シティ/ノルウェー代表(カタールW杯出場無し)
自然に楽しんでプレーをしているマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。もともとの素質以上に、本人の向上心の強さからくる努力の結果が今のプレーに活かされている。パワフルな動きとは裏腹に、プレー以外ではとてもおっとりしている雰囲気のハーランド。ヘアスタイルは、控えめカジュアルなツーブロック。約3cm程の刈り込みがサイドから後ろまでグルっと1周。そしてトップの髪の毛をプレー中はお団子にまとめている。全体の長さは肩につく程度で、例えば結ばずに降ろして分け目を変えたり、ワックスなどで毛を遊ばせるスタイルも可能。刈り込みは髪の毛を下ろすと見えず、女性にもおすすめできるスタイルだ。
番外編
三笘薫
所属:ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン/日本代表
そして最後に、今夏(2022年7月)ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンに復帰をした日本代表FW三笘薫。得点を取りに行くスキルと、アシストも非常にバランスが取れている貴重なプレイヤー。日本代表としてのカタールW杯での活躍にも期待がかかる。その三笘ヘアの要になっているのは、段を入れない丸いシルエットショート。ワイルドさや爽やかさというよりも、可愛らしさと上品さを引き出すスタイルだ。彼の無邪気な笑顔とまん丸ショートが爆発的な愛くるしさを生み出している。その魅力を味方にして、2022/23シーズンのプレミアリーグでも大活躍することを期待しよう!