ブンデスリーガ第9節が9日に行われ、フライブルクとヘルタ・ベルリンが対戦した。
開幕から好調を維持しているフライブルクは、ここまで5勝2分1敗と安定して勝ち点を積み上げており、前節終了時点で首位のウニオン・ベルリンと勝ち点で並んでいる。ヨーロッパリーグ(EL)ではグループステージで3戦全勝。充実のシーズンを送っている。
迎えた今節は敵地でライプツィヒと対戦。スターティングメンバーは直近のEL・ナント戦と同じ11名が並んだ。堂安律はブンデスリーガ4試合連続のスタメン出場を飾っている。
試合は序盤からフライブルクがより多くのシュートチャンスを作る中、22分にスコアが動く。ピッチ中央付近でボールを持ったニコラス・ヘフラーがロングボールを供給すると、このパスに堂安が反応。ペナルティエリア左に走り込んだ堂安は胸トラップでボールを収めると、素速いターンで対峙するDFを振り切る。左足で中央にパスを送ると、ダニエル・コフィ・チェレがダイレクトで流し込んだ。EL・ナント戦に続く堂安のアシストで、フライブルクが先手を取っている。
33分にはフライブルクのペナルティエリア内でハンドが確認され、ヘルタ・ベルリンにPKが与えられる。このPKをドディ・ルケバキオが冷静に沈め、ヘルタ・ベルリンが試合を振り出しに戻した。さらにヘルタ・ベルリンは39分、ルケバキオのスルーパスに反応したチデラ・エジュケが飛び出してきたGKをかわして右足で狙うも、シュートはサイドネットに当たってしまいゴールとはならない。前半はこのまま終了する。
後半に入るとホームチームが逆転に成功。61分、敵陣左でボールを受けたスアト・セルダルが横につけると、イヴァン・シュニッチ、マルコ・リヒターとボールが繋がり、フリーでセルダルが前を向く。セルダルはそのまま持ち運んで右足を振り抜くと、コースを狙った一撃がネットを揺らした。
その後もホームチームが試合の主導権を握ったが、フライブルクはセットプレーから同点ゴールを記録。敵陣低い位置からのフリーキックを放り込むと、ヘルタ・ベルリンのGKオリヴァー・クリステンセンがファンブル。ペナルティエリア内で混戦が生まれると、最後はケヴィン・シャーデが右足で押し込んだ。スコアは再びタイとなっている。
その後は両者ともに勝ち点「3」をめざしたものの、これ以上ゴールネットは揺れず。試合はこのままタイムアップを迎え、ドローで終了した。フライブルクにはブンデスリーガ2連勝を逃す形に。一方、ヘルタ・ベルリンは4試合連続のドローとなっている。堂安は86分までプレーした。
次節、フライブルクはミッドウィークのELを挟んで、16日に敵地でバイエルンと対戦する。一方、ヘルタ・ベルリンは15日にライプツィヒの本拠地に乗り込む予定だ。
【スコア】
ヘルタ・ベルリン 2-2 フライブルク
【得点者】
0-1 22分 ダニエル・コフィ・チェレ(フライブルク)
1-1 34分 ドディ・ルケバキオ(PK/ヘルタ・ベルリン)
2-1 61分 スアト・セルダル(ヘルタ・ベルリン)
2-2 78分 ケヴィン・シャーデ(フライブルク)