ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。全64試合を無料生中継するABEMAでは、グループごとにW杯出場国の見どころを解説。グループAを「隠れた死の組」と紹介した。

【映像】W杯グループA「隠れた死の組」

優勝候補オランダは、これまでワールドカップの舞台で数々のスーパースターを輩出し、準優勝3回、ベスト4、2回を誇る。その攻撃から生み出される美しいゴールは人々を魅了し、大会の歴史を彩ってきた。今大会もヨーロッパのビッグクラブで活躍するスーパースターたちを数多くそろえ、欧州予選10試合で上げた得点は33得点。過去最強の呼び声も高く、美しい攻撃で悲願の優勝なるか。

対抗馬として挙げられたのはアフリカ王者セネガル。チームの指揮を執るアリウ・シセ監督は2002年日韓大会に主将として出場し、初出場ベスト8を成し遂げたレジェンド。勝ち方を知る指揮官の元20年前の再現、そしてさらなる高みへ登れるか。注目の選手はは鋼のような肉体を武器にセネガル代表最多の34得点(10月末時点)を上げ、前回W杯では日本からも得点を奪っている絶対的エース、マネだが今大会選出されたものの怪我の影響で欠場が決定。セネガル代表にとっては大打撃だ。

開催国カタールは、2019年のアジアカップ、フィールドプレイヤー10人すべて海外組で挑んだ日本を国内組の選手で圧倒し、3-1で初のアジア王者に輝いた。このとき全選手に2億円越えのボーナスを支給するなど、国を挙げての強化策を大舞台で結実させることができるか。

南米予選を4位通過のエクアドルもあなどれない。前回大会16位のコロンビアやベスト8のウルグアイを撃破してブラジルからも勝ち点を奪取、一気にダークホース候補へと上り詰めている。

隠れた死の組を生き残るのはどの国か、目が離せない。

写真:アフロ