セルティック所属の日本代表FW前田大然は、FIFAワールドカップ・カタール大会グループリーグ初戦のドイツ戦での活躍が期待されている。そんな前田大然が日本代表落選組のFW古橋亨梧やMF旗手怜央に対する自身の思いを明かした。19日、英紙『ヘラルド』が伝えている。

 前田大然は今年1月以降、カタールW杯アジア最終予選で2試合に出場。今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022では3試合出場の1ゴールとアピールすると、9月23日のアメリカ戦では、前線からのプレスにより相手守備陣をかく乱。森保一監督から守備面での貢献度を高く評価されると、カタールW杯日本代表メンバー入りを果たした。

 一方で古橋亨梧は今季もセルティックの絶対的ストライカーとして活躍しているが、日本代表ではスタメンでの出場機会に恵まれなかった。また旗手怜央もセルティックではコンスタントに先発出場しているが、日本代表ではわずか1試合の出場にとどまるなど、アピールのチャンスさえ与えられなかった。

 そんな古橋亨梧と旗手怜央の日本代表落選について、前田大然は「ふたりともワールドカップに行けないことが残念ですね。彼らの分までカタールで頑張りますよ」とコメント。「(日本代表に)チャンスはあると思います。初戦のドイツ戦はとても重要です。日本代表は勝利を目指していますし、いいリズムで初戦に臨みたいですね」

 「カタールW杯でプレーするチャンスがあることにひたすら興奮しています。ただセルティックと日本代表ではプレースタイルが全く違うので、自分のプレーを少し変える必要がありますね。フィジカル面でもメンタル面でも求められることが異なりますけど、いいプレーをするためにはその場の環境に慣れる必要があります」と意気込みを語っている。

 なお前田大然は17日開催の強化試合・カナダ戦で出番がなかった。日本代表OBの福西崇史氏をはじめ多くの識者がドイツ代表のキーマンに前田大然の名前を挙げるなど、同選手に対する注目度はより一層高まっている。