嫌なデータがある
ドイツはグループE初戦で日本と対戦。33分イルカイ・ギュンドアンのPKで幸先よく先制すると、そのまま主導権を握って前半、日本を圧倒した。日本の4バックに対して5人のFWを当てることで、攻撃面で有利を作る。ジャマル・ムシアラのようなドリブルで違いを作れるタレントもおり、前半だけで2ゴール、もしくは3ゴール取れたはずだ。しかし実際にスコアに加算されたのはギュンドアンのPKのみと内容と結果が釣り合わない前半となってしまった。
日本はここから冨安健洋を投入して息を吹き返す。前半は相手の5人のFW全てに対応できなかったが、こちらも最終ラインを5人にすることでズレを起こさせない。
ドイツはこの変化に対応できず、徐々に日本のカウンターが増えていく。すると、75分に堂安律が、83分に浅野拓磨がゴールを決めて1-2と日本の勝利となった。
ドイツは2018年のW杯・ロシア大会でも初戦で敗れている。その際は2戦目のスウェーデン戦で勝利するも、3戦目の韓国戦で2-0と敗れ、W杯から姿を消している。ドイツは今大会もその可能性がある。
ドイツの今後の日程は28日に対スペイン、12月2日に対コスタリカだ。現状グループ内の上位にいるのはコスタリカを破ったスペインとドイツを破った日本で、2戦目の結果次第では決勝トーナメント進出が難しくなる。
前半はギュンドアンを中心に日本を圧倒したドイツ。しかし決定力不足を露呈しており、次節から修正することはできるのだろうか。