カタールワールドカップのグループステージ第2節が現地2日に行われた。
グループAでは早くもカタール代表のグループステージ敗退が決定。開催国が最初の敗退チームになるのはワールドカップ史上初の事態で、グループステージ敗退そのものも2010年の南アフリカ代表以来、史上2例目となった。
カタール代表は16時キックオフの試合でセネガル代表と対戦し、1-3で敗れた。続いて19時から行われる試合でオランダ代表がエクアドル代表と引き分け以上の結果をつかむと、グループステージ敗退が決まってしまう状況となった。
オランダ代表は開始6分にFWコディ・ガクポのゴールで先制に成功したが、49分にFWエネル・バレンシアのゴールでエクアドル代表に追いつかれ、1-1のドロー決着に。その瞬間、開催国カタール代表のグループステージ敗退が確定した。
グループAでは、カタール代表が開幕から2連敗で勝ち点0の最下位に。1勝1敗で勝ち点3のセネガル代表が3位、1勝1分で勝ち点4のエクアドル代表が2位、そして2連勝で勝ち点6を積み重ねたオランダ代表が首位に立っている。
29日に予定されているグループステージ最終節では、エクアドル代表がセネガル代表と、オランダ代表がカタール代表と対戦する。現状ではカタール代表以外の3ヶ国に決勝トーナメント進出の可能性が残されており、2位と3位の直接対決は大きな注目を集めるだろう。
史上初の「開催国が敗退1号」という不名誉な実績を作ってしまったカタール代表は、最後の試合で欧州の強豪相手に一矢報いることができるだろうか。自国で初開催&初出場のワールドカップだけに、何としても爪痕を残して終わりたいところだ。