12月1日(日本時間2日)、カタール・ワールドカップの日本対スペインが行なわれ、日本が2-1で勝利した。

 日本は11分に失点。しかし後半に入ると、48分に堂安律が同点ゴールを奪い、51分には田中碧も得点を決め、見事に逆転勝利を飾った。

 試合後、主将の吉田麻也が勝利を次のように喜んだ。

「言葉になりません。これだから代表は辞められないですね。最高でした」

 そして吉田は、試合を具体的に振り返った。

「いくつか、相手の対戦試合を見て、僕たちが去年の夏にオリンピックに4バックで対戦していて、なかなか難しいんじゃないかということで、3バック、もしくは5バックで、しっかりハメに行って、後ろが我慢してというプランでやりましたが、立ち上がりに失点してしまった。そこから苦しい時間が続きましたけど、ドイツ戦と同じように我慢して、後半にチャンスを窺うことを狙っていた。また上手くいって良かったです。

(スペインは)裏にダイレクトのボールというよりかは、間、間で受けて3人目の動きだったり、コンビネーションが非常に危ないので、そこのモラタのところで起点を作られないように僕も気にしていました。真ん中にボールが入った時は必ずひとりが潰しにいけるようにというのは徹底してやりました。

(後半は)めちゃめちゃ長く感じましたよ。めちゃめちゃ長く感じました。でもブロックさえしっかり敷けば、試合前から、先制してブロック敷ければ、相手が引いた相手をこじ開けるのは難しいとなんとなくイメージできていたので、それを最後まで、かなり長い時間まで徹底してやれたということと、全員が戦った結果だと思います」
 
 グループリーグ突破を決め、吉田は決勝トーナメントに向けてこう意気込んだ。

「本来なら、自分たちの目標は次に勝つこと。今日も『ここで帰るわけにはいかない』とみんな言っていましたし、もっとみんなと毎日サッカーを楽しくやりたい。代表として戦える喜びを毎日噛みしめて、もっと上に行きたいと思っている。日本も多くの人が朝早くから応援してくれたと思いますし、スタジアムでもたくさんの日本の方々だけでなく、ローカルの方々も応援してくれて、すごく力になっています。これでサッカー熱が盛り上がって、いろんな関心がサッカーに向いてくれれば、僕たちとしては非常に嬉しい。ここからもうひとつ勝って、日本の歴史を塗り替えたい」

 次戦はクロアチア戦。決勝トーナメントでも吉田の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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