カタールW杯では日本のフィールドプレイヤーで唯一の全試合フル出場
ドイツ1部シャルケのDF吉田麻也は、カタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表としてベスト16進出に貢献した。一方で、シャルケではポジション争いから再スタートする必要があると、ドイツメディアは報じている。
吉田は今夏の移籍市場で、イタリア1部サウサンプトンから昇格組のシャルケに移籍。開幕からレギュラーに定着し、ここまでリーグ戦全15試合に先発出場している。カタールW杯ではドイツ代表、スペイン代表を破って決勝トーナメントに進出し、クロアチア代表にPK戦の末に敗れるまでフィールドプレイヤーで唯一フル出場した。
ここからは再びシャルケでの戦いに戻ることになるが、ドイツメディア「ran」は「シャルケでの競争:吉田は『自らを証明する必要がある』」と見出しを打ち、チームでのポジション争いに言及している。
「カタールでの力強いパフォーマンスに関係なく、マヤ・ヨシダはシャルケでポジションを確保するために戦わなければならない。トーマス・レイス監督は『誰もが改めて力を示さなければならない。それはマヤも同じだ』と語っている」
そして、「吉田は12月15日にシャルケに合流するとされており、レイス監督は『競争は誰に対してもオープンだ』と明らかにしている」とも続けた。シャルケはここまで勝ち点9で最下位に甘んじているだけに、指揮官はチーム内競争を促して浮上にきっかけとしたい意向のようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)