ガーナ戦後、判定に不満露わで詰め寄るDFホセ・ヒメネスの行動が問題に

 ウルグアイ代表は現地時間12月2日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦でガーナ代表に2-0で勝利したものの、総得点差で及ばずに敗退が決まった。試合後、ウルグアイ代表DFホセ・ヒメネス(アトレティコ・マドリード)が国際サッカー連盟(FIFA)関係者の背後から肘打ちを食らわせた決定的瞬間が映像に収められており、最低でも15試合出場停止処分の可能性が浮上している。スペイン紙「AS」が報じた。

 試合はMFヒオルヒアン・デ・アラスカエタが2ゴールを奪い、ウルグアイが2-0と今大会初白星。しかし、他会場で韓国代表がポルトガル代表に2-1と勝利した結果、ウルグアイと韓国がともに1勝1分1敗で勝点、得失点差が並んだ。総得点で上回った韓国が2位で突破を決め、3位となったウルグアイは敗退が決まった。

 試合終了直後、判定に不満を露わにして怒るウルグアイ代表のヒメネスが、FIFAの関係者に肘打ちを食らわせる場面が注目を集めている。スペイン紙「AS」は「ヒメネスが懲罰を受ける可能性…アトレティコに影響も」と注目。「FIFAがウルグアイ代表DFに暴行があったと判断した場合、少なくとも15試合の出場停止処分の制裁を受ける。クラブレベルでも実施されるだろう」と報じた。

「ウルグアイ対ガーナ戦の後、ギメネスがFIFA役員の1人に暴行を加えたことは、彼にとっても、アトレティコにとっても非常に深刻な結果をもたらす可能性がある。FIFA職員がドレッシングルームに向かう際に肘打ちをすることは、FIFA規程において非常に重大な違反に分類される」

 記事では問題となっているシーンを公開。ヒメネスが背後から肘を繰り出している様子が収められており、「ピッチ上で撮影された複数のビデオには、このDFがFIFA関係者に躊躇なく肘を突き出した様子が記録されていた」と言及した。

 最終的にFIFAの判断次第となるなか、果たしてヒメネスに処罰が下されるのか注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)