アメリカを撃破

オランダはFIFAワールドカップ・カタール大会のラウンド16でアメリカと対戦。3ゴールを決めて完勝し、準々決勝へと駒を進めた。この試合でもっとも大きな活躍を見せた男がデンゼル・ダンフリースである。

[3-4-1-2]でこの試合を戦ったオランダ。ダンフリースは右ウイングバックに入ると、自身のサイドから積極的に仕掛けてチャンスを作る。すると10分には細かいパスワークから右サイドでボールを受けたダンフリースが折り返して最後はメンフィス・デパイが先制点を挙げる。

さらに前半アディショナルタイムには、再び右サイドでボールを持ったダンフリースのクロスに合わせたデイリー・ブリントが詰めて前半のうちに2点差を付ける。81分にはブリントのクロスボールに合わせて自らゴールを奪い、3得点に絡む活躍で勝利に貢献した。

この試合で1ゴール2アシストと輝きを放ったダンフリースだが、データサイト『Opta』によれば、オランダ代表としてW杯で3得点に関与するのは史上3人目の快挙。1974年大会のアルゼンチン戦で記録したヨハン・クライフ、1978年大会のイラン戦のロブ・レンセンブリンクに次ぐ記録を残したのだ。

グループステージから無敗を貫き、勢いに乗るオランダは次戦にアルゼンチンと対戦。2010年大会以来となる決勝進出へ、波に乗っていけるか。