オランダの貴重な得点源となっている
エールディビジのPSVでプレイするコーディ・ガクポは今最注目の若手である。
オランダ代表としてFIFAワールドカップ・カタール大会に出場しているガクポは、セネガル戦、エクアドル戦、カタール戦の3試合でそれぞれ1ゴールずつ挙げており、現状3点で得点ランキングトップに立っている。
W杯前ですでに高かったガクポの評価はこのカタールの地でさらに上がっている。決定力はもちろんのこと、前線で起点を作ることができ、そこからの突破力も持ち合わせている。189cmという長身も魅力で、グループステージではヘディングからゴールを決めた。
現代的なFWであり、守備の献身性も高い。決してサボることなく、意図が伝わってくる守備でチームに貢献している。
「正直にいうと今はそのこと(移籍)について考えていない。トーナメントに集中していて、チームを助け続けるために、良いパフォーマンスを継続したい。世界チャンピオンになったら他のことを考えるよ」
英『The Athletic』でガクポは移籍について考えるのはまだ先の話だと、将来についてコメントするのを避けている。
ただ代表でチームメイトのフィルジル・ファン・ダイクは「間違いなくステップアップする」と話しており、その実力を認めている。
候補はいくつかあってその一つがマンチェスター・ユナイテッドだ。1月に向けてすでに交渉しているなんて話もあり、水面下で進んでいる可能性もある。しかし気になるのはポジションの被りであり、今ユナイテッドが欲しいのはストライカーだ。ガクポはサイドを主戦場としている。他のクラブであればレアル・マドリードも名前が出ていた。
今冬、もしくは来夏の移籍が間違いないガクポ。注目の23歳は今後どのクラブでプレイするのだろうか。