日本代表DF酒井宏樹(浦和レッズ)が、5日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)のクロアチア代表戦を振り返った。
過去最高成績となるベスト8進出を目指し、”難敵”クロアチア代表との大一番に臨んだ日本代表。43分にセットプレーの流れから前田大然の今大会初ゴールで先制した日本代表だったが、55分にイヴァン・ペリシッチに強烈なヘディングシュートを叩き込まれ試合は振り出しに。その後は一進一退の攻防が続き、両チームともに勝ち越し点を奪えないまま、試合はPK戦に突入。PK戦を3-1で制したクロアチア代表が準々決勝にコマを進めた。
4年前のロシアW杯でも、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)でベルギー代表に逆転負けを喫し、あと一歩のところでベスト8進出を逃した日本代表。4年前の敗戦を知る酒井は「結果は結果なので受け止めなければならないと思いますし、負けたという事実は変わらないので、『足りなかった』というのが正直な感想です」と素直な感想を述べつつ、「2-0からの逆転負けでもないですし、試合内容も全然違う。だこらこそ悔しい思いが強いです。あの時はただポカンと強いチームに逆転されるのを見ていただけだったので、それとは明らかに違うと思います」と、”4年前との違い”についても言及した。
また、今回の敗戦について同選手は「やられたという感覚は大事にしないといけないと思います。向こう(クロアチア代表)には試合を決められるような選手がいて、劣勢の中でも振り出しに戻す選手がいたということなのかなと思います。逆に僕らは1-0を守れなかったですし、1-1になってから2-1にできなかったことが課題なのかなと思います」と振り返った。
今後の代表キャリアについて話が及ぶと、「プライベートでの辞退を繰り返していたので、自分から引退なんて言うべきではないですし、呼ばれなくなった時が自然消滅と言う感じです」とコメントした。