現地時間12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16の2試合が行なわれ、クロアチアとブラジルが準々決勝に進出。それぞれと対戦した日本と韓国はともに敗退し、前日にアルゼンチンに敗れたオーストラリアに続いて、アジア勢はベスト16で姿を消すことになった。

 中東メディア『Al Jazeera』は日本と韓国を「東アジアの強豪国。日本と韓国は勇敢だった」と称えつつ、「W杯でのアジアの夢はここで潰えた」と伝えた。

「サムライブルーと赤い戦士たちは、それぞれスペインとドイツ、ポルトガルに対して見事な勝利を収めたことをはじめ、誇れるものを残した。月曜日の2試合を日本のメディアは『アジアサッカー界で、ここ20年で最大の夜のひとつ』と報じ、韓国のニュースは『記憶に残る負け犬の物語』と評した」
 
 そして両指揮官のコメントを引用し、このように綴っている。

「ハジメ・モリヤスは『一足飛びにスーパーヒーローになるわけではない。一歩一歩、向上していかなければならい。今回は新しい景色は見られなかった。でも、日本は世界の舞台で活躍できるレベルに到達している』と述べた。パウロ・ベントは『彼らはベストを尽くしてくれた。彼らの監督であることを誇りに思う。彼らはすべてを出し切ったのだから、どの選手も責めたくはない』と称えた。

 だが、2つの国を見ていて、夢は終わったけれど、希望は潰えていないと感じた。彼らがこの大舞台で強豪国を破ったことは紛れもない事実であり、これからも語り継がれるだろう。アジアの快進撃は紛れもなく、我々の記憶に残る」

 初の中東開催となったW杯で見せた両国の戦いぶりは、現地の人々にも大きなインパクトを与えたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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