ボルシアMGから6選手が出場 板倉の採点はトップの2点

 ドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉は、カタール・ワールドカップ(W杯)でグループリーグ3試合に出場して決勝トーナメント進出に貢献した。ドイツ紙はボルシアMGからW杯に出場した6選手の採点を実施し、板倉はトップ評価を与えられている。

 板倉は今季からボルシアMGに完全移籍で加入。開幕からセンターバックのレギュラーに定着し、第4節バイエルン・ミュンヘン戦ではブンデスリーガの盟主相手に1-1の接戦を演じた。

 その後、トレーニングの接触プレーで左膝を負傷。カタール・ワールドカップ(W杯)直前のドルトムント戦で復帰を果たし、グループリーグの3試合に先発出場。ドイツ代表とスペイン代表を破る大金星に貢献した。

 ドイツ紙「ビルト」はボルシアMGからW杯に出場した6選手の採点を実施。フランス代表FWマルクス・テュラムのみ、チームが勝ち残っているため暫定評価となった。

 記事では板倉について「グラッドバッハの勝者」とされ、「スペイン、ドイツと同居する“死の組”で、日本は衝撃的な首位通過を果たし、ボルシアMGのDFは大きく貢献した」と評価。「残念ながらスペイン戦の警告により、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦ではチームを助けられなかった」とも伝え、2点(ドイツの採点は1に近いほど高評価)の高い評価を与えている。

 このほか、スイス代表DFニコ・エルヴェディとドイツ代表MFヨナス・ホフマンが4点、アメリカ代表DFジョセフ・スカリーが5点、決勝トーナメント1回戦ポルトガル代表戦で6失点を喫したスイス代表GKヤン・ゾマーがマイナス4点、準決勝に進出したテュラムは暫定3点。板倉がトップ評価となった。

 カタールの地での躍動はもちろん、ここまでのリーグ戦でも高いパフォーマンスを見せていた板倉。ウィンターブレイク明けの試合に向けて、現地での期待値も高くなっているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)