モロッコ代表のワリド・レグラギ監督が、現地時間12月14日に行なわれるカタール・ワールドカップ(W杯)準決勝のフランス戦を前に意気込みを語った。英紙「Mirror」が伝えている。

 今大会のモロッコは、前回大会準優勝のクロアチアや前回大会3位のベルギーと同組となったグループステージを無敗で首位通過。決勝トーナメント1回戦では、優勝候補のスペインをPK戦の末に破ると、準々決勝では強豪ポルトガルを1-0で撃破。アフリカ勢史上初の4強入りを果たし、快進撃を続けている。

 前回王者フランスとの準決勝を前にレグラギ監督は「アフリカのチームが準決勝に進出することを夢見たすべての人々のために、歴史を塗り替えようと思っている」と意気込む。
 
「アフリカ勢にチャンスが与えられるのを、もう40年も待つのは嫌だ。私は少しクレイジーで夢想家だ。アフリカを世界の頂点に立たせたい。狂っていると言われるかもしれないが、少しくらい狂っているほうがいい」

 また、今大会ここまで5ゴールを決めているフランス代表のエース、キリアン・エムバペ対策については、「(アシュラフ・)ハキミは私よりもエムバペのことを知っているし、日常的に一緒に練習している。ハキミは、彼のポジションで世界最高の選手の1人であり、間違いなく、エムバペを打ち負かすために絶好調だ」とパリ・サンジェルマンでエムバペのチームメイトであるハキミに信頼を寄せた。

 大躍進のモロッコはまたしても強豪を打ち破り、決勝進出を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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