トナーリ、バレッラらタレントは揃っている

2018年のロシア大会、今年のカタール大会と2大会続けて予選突破に失敗し、FIFAワールドカップの舞台から遠ざかっているイタリア代表。

すでに2026年大会へ向けた準備は始まっているが、楽しみなチーム構成を口にしたのがウディネーゼMFデスティニー・ウドジェ(20)だ。

左のウイングバックとしてウディネーゼとU-21イタリア代表で活躍するウドジェは、すでにトッテナムへの移籍が決まっている。今季はレンタルの形でウディネーゼに残っているが、来季以降の飛躍が期待されている有望株だ。

そのウドジェが直近の目標に掲げているのがイタリア代表デビューだ。伊『Gazzetta dello Sport』によると、ウドジェは近いうちに代表デビューを飾り、2026年大会に出たいと意気込んでいる。

「いつかアズーリでプレイしたい。僕は落ち着いているよ。このまま続ければチャンスがあると思う。ユース年代では常に召集されてきたしね」

「僕が思う2026年のイタリアは3-5-2だ。GKはドンナルンマ、3バックは左にバストーニ、残る2人はオコリとスカルヴィーニだ。中盤はヴェッラッティもいるけど、ここはトナーリとバレッラにする。残る1つの枠はフラッテシかペッレグリーニか。ペッレグリーニにしよう。友人のベッラノーヴァが右ウイングバック。2トップはスカマッカとラスパドーリだ。左ウイングバック? 僕かディ・マルコのどちらかだよ」

ウドジェが語った4年後のアズーリは現実的な構成と言えよう。全体的に世代交代しており、4年後にはインテルMFニコロ・バレッラやミランMFサンドロ・トナーリ、ナポリFWジャコモ・ラスパドーリ、ウェストハムFWジャンルカ・スカマッカといった選手も中堅世代になっている。彼らが4年後への中心世代となるのは間違いない。

4年後こそはFIFAワールドカップでアズーリを見たいが、ウドジェから名指しされた選手たちは順調に成長するだろうか。ド派手な11人とは言えないが、昨夏のEURO2020制覇を知るメンバーも入った強力な11人と言えそうだ。