フランス代表はカタールワールドカップで決勝戦まで進みながらも、PK戦の末にアルゼンチン代表に敗れ、2大会連続の優勝を逃した。試合後、35歳のフランス代表FWカリム・ベンゼマが自身のツイッターで代表引退を発表。しかし、ある条件が満たされれば撤回する可能性があると、フランスメディア『フットメルカート』が報じた。

 レアル・マドリードに所属するベンゼマは昨季、公式戦46試合に出場し44得点15アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とラ・リーガ制覇に貢献し、自身初のバロンドールを受賞している。カタールワールドカップに挑むフランス代表メンバーの一人として選出されたが、開幕前に左大腿直筋を損傷し、最後まで試合で起用されることはなかった。

 そして、19日の誕生日に、自身のツイッターを通じて「努力と失敗を重ねた結果、今の自分がある。僕は自分を誇りに思う。そして、僕たちの物語は終わりを迎えた」と投稿し、代表引退を発表した。同メディアによれば、ベンゼマは試合に出場出来る状態まで回復していたという。本人もプレーしたかったようだが、ディディエ・デシャン監督の確執と、チームメイトがベンゼマの復帰に否定的な考えを持っていたため、実現に至らなかったようだ。

 そういった経緯もあり、代表引退の道を選ぶことになったが、同メディアは「あるイベントが発生すれば、状況が変わる可能性がある。ディディエ・デシャンがジネディーヌ・ジダンに道を譲った場合だ」と報じ、ジダン氏がフランス代表の監督に就任すれば、ベンゼマが発言を撤回するかもしれないとの見解を示している。

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