昨季限りでアスレティック・ビルバオを退団したイケル・ムニアイン。

生え抜きとして560試合にプレーした29歳の元スペイン代表MFは契約満了で退団すると、なんとアルゼンチンのサン・ロレンソに電撃移籍した。

そのムニアインはバルセロナでプレーしていた当時のリオネル・メッシとの思い出を語った。『Ole』によれば、こんな話を明かしたそう。

「僕らはリーガやコパ・デル・レイで何度も対戦した。レオについて言えること?彼は史上最高の選手だ。何度も対戦していたので、試合中に言葉を交わすこともあった。

僕の彼に対する賛辞は最大限のもの。彼がサッカーのためにしたこと、アルゼンチンのためにしたことは、サッカーを愛する僕らにとって感動的なことさ。彼はサッカーの神様だ。

アルゼンチンがW杯で優勝した時、コパ・デル・レイ(スペインのカップ戦)が始まった。僕はメッシのアルゼンチン代表ユニフォームを持っていたので、それをロッカールームに持っていった。

自分はW杯ではアルゼンチンを推していたし、彼らに優勝して欲しかった。あのユニフォームは王者のオーラを放っていたんだ…。

だから、(ビルバオのロッカールームに)それをかけて、チームメイトたちにコパ・デル・レイの試合では必ず触るようにと伝えた。幸運を運んでくれると感じたからね。

そして、僕らはそれをした。あれに触れて、勝ち進んだ。準決勝では自分がちょっとしたミスをしてしまってね、あの日は触れるのを忘れてしまったんだ。そして、僕らは敗退してしまった。幸いにも翌年にリベンジできたんだけど…」

2022年にメッシ擁するアルゼンチン代表はW杯優勝を果たした。ムニアインはそれにあやかろうとして、ビルバオのチームメイトたちにメッシのユニフォームを触るように説いていたとか。

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ただ、オサスナとの準決勝では触るのを忘れてしまい、敗退が決まってしまったそう。翌シーズンの2023-24シーズンにビルバオはコパ優勝を果たしている。