初めての出会いから24年、ノアで共に過ごして21年…2人の人生ドラマが詰まった丸藤正道と杉浦貴のGHCヘビー級選手権は32分9秒の大熱闘になった。なかでも目が離せなかったのは丸藤のパーフェクト・キーロックと杉浦のフロント・ネックロックの読み合いの攻防戦だ。
今回のタイトルマッチは、6・13TVマッチで丸藤のパーフェクト・キーロックをフロント・ネックロックに切り返して勝った杉浦が挑戦表明して実現したもので、その後6・27TVマッチでは丸藤がフロント・ネックロックをジャックナイフ式のエビ固めで丸め込んで勝利、7・3横浜のシングル15分1本勝負では読み合いの末に杉浦のフロント・ネックロックがガッチリ決まったまま時間切れのゴングになっている。このタイトルマッチ本番でもスリリングな読み合いが展開された。