日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」への挑戦権を争う、第36期鳳凰戦A1リーグの第11節B卓が11月4日に行われ、前田直哉が+77.2の好成績でリーグ残留を濃厚にした。
 決定戦進出ラインまで、170ポイント近く離れていた前田は、残り2節で実施的に残留を決める戦いになっていたが、今節はほぼ一人浮きの快勝。マイナスポイントをほぼ返済し、暫定3位の藤崎智の成績次第では、最終節に大逆転での決定戦進出まで見えてくる状況となった。「降級がほとんど消えたので、最終節は一つでも順位を上げられるようにしたい」と、対局後には笑顔も見えていた。