KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)のMリーグにおける役割は、さしずめ“縁の下の力持ち”といったところだろうか。2019シーズンにドラフト指名された当初から「チームの楔(くさび)」になることを意識し、堅実な麻雀で高い4着回避率を記録。超攻撃的な麻雀を標榜するチームメイトたちが思い切って腕を振れたのは、苦しいときでもラスを引かずに粘ることができる藤崎の存在があったからに他ならない。日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトルである「鳳凰位」を保持して開幕を迎える“麻雀忍者”は、個人の記録には見向きもせずにチームの優勝だけを見据えている。